『窓ぎわのトットちゃん』黒柳徹子
きみは本当は、いい子なんだよ!
放送五十周年を迎えるトーク番組「徹子の部屋」の司会など、まだ元気で、幅広く活躍されている、黒柳徹子さんの、小学校時代を綴った、大ベストセラー作品
この時代なくして、今の徹子さんは、あり得なかったでしょう
通っていた小学校で、問題児とみなされ、一年生で退学!となった徹子さん・通称「トットちゃん」。
新しく通うことになった、トモエ学園では、子供たちそれぞれの個性を受け止め、伸ばしていく自由な校風で、トットちゃんたちもイキイキと楽しく、学校生活を送っていきます。
しかし、そんな日々の中に、暗い戦争の影が忍び寄り…。
様々な障碍を持つ子供もいます。
様々な家庭環境の子供もいます。
トモエ学園の生徒たちは、自然と学んだ、互いを尊重し合う心を持ち、苛めるでもなく、仲間外れにするでもなく、共に和気あいあいと過ごします。
そこには、明るさや優しさが溢れています。
今も尚、なくなることのない、苛めや不登校という問題を思うと、胸が痛みます。
今、これからの教育現場で、求められていることに、気づかされます。
昨今の不穏な世界情勢とも、やはり重ね合わせてしまいました。
今の子供たち、これからの子供たちの誰もが、萎縮するでも卑下するでもなく、自分の道を切り拓ける、明るい社会であることを、願わずにはいられない作品です!

